ただそこにいるだけのこと

ひさしぶりにSigur Rosを聴いている。昨日はめちゃくちゃこれまたひさしぶりにLinkin ParkのMeteoraを聴いて脳味噌をシャッフルさせた。

 話は変わるが、オットにこれまで好かれようと努力したことがない。そんなことせずともオットは簡単に私から離れてしまうような人ではない、とどこかで安心ではなく信頼してたからだろう。とはいえいろいろとあったが、それでもやはり常に一定の距離感を保っているようななんだか変な人なのだ。

何かを特別してくれるわけでもないし、困っててもそれを察して手を差し伸べてくれるわけでもない。つらそうにしていても気の利く言葉をひとつたりともかけてはくれない。でも、いつも、ただそこにいる。

どれだけ迷っても、どれだけ人生が暗闇に満ちても、オットという光がぽっと点っている場所に私はただ帰る。それだけなのだ。それ以上でも以下でもなく。誰かを傷つけて、そして誰かの言葉に勝手に傷ついてしまったときも。どんなときもその場所があるというひとつの事実が私を支える。

特別な言葉も優しさもいらない。ただそこにいてくれるだけでいい。そんなときがたくさんこの人生にはあったし、きっとこれからもあるような気がしている。